
こんにちは、不動産のオオタニです。
最近、「空き家、どうしたらいいですか?」というご相談が増えてきました。
相続や実家の住み替えなどで空き家になるケースは年々増加。
ですが、「今はまだ売る気がないし…」と、つい放置してしまうと、
大きな損失やリスクを抱えてしまう可能性があるんです!
今回は、空き家を放置するデメリットと、最低限知っておきたい法律・対策について、わかりやすく解説します。
⚠️ 空き家を放置するとどうなるの?
1. 資産価値がみるみる下がる!
人が住んでいない家は、驚くほど早く傷みます。
水まわり・壁紙・屋根・外構…湿気や風通しの悪さで劣化が加速。
さらに、「手入れされていない家がある」という印象は、周囲の土地の価値にも悪影響を与えてしまいます。
2. ご近所トラブルの原因にも…
- 雑草や木が伸びて隣家へ越境🌿
- 割れた窓ガラスや傷んだ外壁
- 野良猫や害虫の住みかに…🐭🪳
- 不法侵入、放火、ゴミの投棄🧯
放置された空き家は、景観・衛生・防犯・防災すべてにおいてリスクが高まります。
🚨 2015年施行「空き家対策特別措置法」とは?
空き家の放置による被害が全国的に問題となり、
2015年に「空き家対策特別措置法」が施行されました。
この法律により、放置が続いた空き家は「特定空き家」に指定されることがあります。
その結果…
- 固定資産税の軽減措置が解除 → 税金が最大4倍に!
- 強制撤去(行政代執行)の対象に → 費用は持ち主負担!
- 最悪の場合、罰金が科されるケースも…
🔎「特定空き家」に指定される基準
- 倒壊の恐れなど、著しく危険な状態
- 衛生上の問題がある(害虫・悪臭など)
- 景観を大きく損ねている
- 周辺生活環境に悪影響を及ぼすと判断される
💡「住んでいなくても使っている感」を出そう!
「まだ売る気はないけれど、放置もしたくない」という方は、
以下のような**“最低限の管理”**が大切です。
- 草むしり・枝の剪定
- 外壁や窓のチェック
- 電気・水道は止めず、定期的に通電・通水
- 建物内の風通しや清掃
- ポストの整理など
こうした手入れだけでも、「誰かが管理している家」と見なされ、「特定空き家」指定を避けることができます。
📘 まとめ:空き家は“そのまま”が一番のリスク!
空き家は手間もコストもかかるうえ、リスクも高く、
維持するメリットが少ないのが現実です。
「将来住む予定がある」や「有効活用の計画がある」なら別ですが、
そうでない場合は、早めに売却や活用を検討する方が安心です😊